日吉大社

日吉大社の歴史

日吉大社(ひよしたいしゃ)は、およそ2100年前に、現在の東本宮に大山咋神(おおやまくいのかみ)を創祀された、比叡山の地主神です。平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、鬼門除け、災難除けの神社として、また 最澄が比叡山延暦寺を開かれてからは、天台宗の護法神として崇拝されてきました。1571年織田信長の比叡山焼き討ちにより、ここ日吉大社も跡形もなく燃やされました。現在の建物は、織田信長死後、豊臣秀吉により再建されたもので、境内は国の史跡に指定されています。

宗派・主祭神など

宗派:    日本神道
主祭神:   大己貴神(おほなむち=オオク二ヌシの事)(西本宮)
        大山咋神(おおやまくいのかみ)(東本宮)

日吉大社の見所

西本宮楼門(重文)・本殿(国宝)

現在の本殿は、1586年に建てられたものです。大己貴神(おほなむち=オオク二ヌシの事)が祀られています。

日吉大社・西本宮楼門
                                   






日吉大社・西本宮本殿(国宝)
                                 西本宮本殿(国宝)






宇佐宮本殿(重文)

西本宮、東本宮と同じ桧皮葺の日吉造(ひえづくり)という形式をとっています。

宇佐宮本殿
                                      






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東本宮楼門(重文)・拝殿(重文)・本殿(国宝)

現在の本殿は、1595年に建てられたものです。大山咋神(おおやまくいのかみ)が祀られています。昭和初期までは「大神神社本殿」と呼ばれていました。(以前は、現在と逆で東本宮に大己貴神<おほなむち=オオク二ヌシ=オオモノヌシの事>が祀られていた為)

東本宮楼門
                                






拝殿(重文)・本殿(国宝)
                               中央拝殿(重文)、拝殿の奥に本殿(国宝)






樹下宮(じゅげみや)本殿(重文)

樹下神社は東本宮と同じ敷地内にあり、東本宮拝殿・本殿の参道と樹下神社参道が直角に交差する特異な配置になっています。

日吉大社・樹下宮本殿
                                 






その他

神猿(まさる)

西本宮楼門屋根下の四隅には、それぞれ違ったポーズの「棟持猿(むなもちざる)」といわれる猿がいます。猿は、日吉大社の神の使いとされ「神猿(まさる)」と呼ばれ「魔が去る」や「勝る」に結びつけられ縁起がいいとされています。また、京都御所北東(鬼門)の角に猿がいますが、北東(鬼門)の方角には、延暦寺、日吉大社があり、その間にも幸神社(さいのかみやしろ)赤山禅院などに都を守護する猿が置かれているのです。

日吉大社・神猿(まさる)
                                






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案内

〒:  520-0113
住所: 滋賀県大津市坂本5-1-1
℡:  077-578-0009

地域別日本遺産









日吉大社・東本宮境内
                                 






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