大辺路の歴史
大辺路(おおへち)は、熊野参詣道(くまのさんけいみち)<大辺路・中辺路・小辺路・伊勢路>の1つで紀伊田辺からそのまま海岸線沿いに進み熊野三山に至る道です。(中辺路の場合は紀伊田辺から内陸部に入り熊野本宮大社を目指します) また、大辺路は、中辺路(なかへち)に比べ距離が長く奥駈(おくがけ)をする修験者や西国巡礼を33回行う「三十三度行者」と呼ばれる専門の宗教者が辿るみちでした。しかし、江戸時代からは信仰と観光を兼ねた人々の利用も増えていきます。現在の大辺路は、国道などによって本来の姿が残っている部分はわずかで、人々の関心から忘れ去られていましたが、世界遺産の登録によって遺産の再発見となったのです。
遺産登録など
ユネスコ世界遺産(2004) 紀伊山地の霊場と参詣道
大辺路の見所
大辺路(史跡)
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案内
所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町・すさみ町