熊野本宮大社

熊野本宮大社の歴史

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)の創始は、第10代崇仁天皇(すじんてんのう)65年の時(2000年程前)になります。その頃、大斎原(おおゆのはら)<旧社>に月が三体降りてきたのを不思議に思い、なぜこのような低い所に降りてこられたのか尋ねると、真中の月が「私は、家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)で、両側の月は御子速玉之男神(みこはやたのおおかみ)と熊野牟須美神(くまのふすみのおおかみ)です。社殿を作りなさい」といい、神話の様な降臨伝説から熊野本宮大社の歴史は始まっているのです。



宗派・主祭神など

宗派;  日本神道
主祭神:家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)素盞鳴尊(すさのおのみこと)の事
他祭神:御子速玉之男神(みこはやたまのおおかみ)
      熊野牟須美神(くまのふすみのおおかみ)伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)の事
      天照皇大神(あまてらすすめのおおかみ)天照大神(あまてらすおおみかみ)の事
                                                    他
ユネスコ世界遺産(2004) 紀伊山地の霊場と参詣道

熊野本宮大社の見所

熊野本宮大社神門・本殿(重文)

熊野本宮大社は、もともと現場所の前に流れている熊野川の中州にあったのですが、明治22年の大洪水で社殿は破損した為、現在は山の上に社殿はあります。神門の奥に本殿はあります。

熊野本宮大社・本殿へ
                                           






熊野本宮大社・境内(史跡)

 

熊野本宮大社・境内・幟
                   鳥居をくぐると熊野大権現の幟(のぼり)が続きます






熊野本宮大社・境内
                       社殿まで熊野大権現の幟(のぼり)が続きます






拝殿

こちらで、祈祷をして頂く事もできます。

熊野本宮大社・拝殿
                                           






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大斎原(おおゆのはら)<史跡>

明治に流された旧社の場所です。現在は日本一高い大鳥居(33.9m)があり史跡に指定されています。

旧社・大斎原
                                           






熊野本宮大社・大斎原
                                           






その他

大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)<史跡>

吉野山と熊野本宮大社を結ぶ修験道の修行場として開かれた道です。熊野古道の中で一番険しい道で、現在でも修行の為に使われています。


熊野三山(くまのさんざん)<史跡>

熊野本宮大社熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)をいいます。全国の熊野社の総本山であり、熊野三山や熊野権現という名前は仏教的要素が強く入った名前です。これは、神仏習合と修験道の創始者・役小角(えんのおづぬ)が吉野山から熊野まで修行の場所としていた影響だと考えられます。


八咫烏(ヤタガラス)

八咫烏は、熊野の神様・家都美御子大神(素盞鳴尊)の化身で、熊野より初代神武天皇(じんむてんのう)を大和の国の今の橿原神宮(かしはらじんぐう)の場所へ、鳶(とび)とともに案内した三本足の烏で導きの神として信仰されています。サッカーの日本代表のエンブレムにも八咫烏が使われていますが、それは、ボールをゴールへと導いてくださいという願いから使われています。



案内

〒:641-1731
所在地:和歌山県田辺市本宮町本宮1100
℡:0735-42-0009

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地域別日本遺産









熊野本宮大社・八咫烏(ヤタガラス)
                                           






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