哲学の道の歴史
哲学の道は当初、哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことから「思索の小道」と言われてました。その後、西田幾多郎の愛弟子田辺元や三木清らも好んでこの道を散策したことからいつしか「哲学の道」と呼ばれるようになり1972年にこの呼び名が正式名称となりました。永観堂付近から銀閣寺界隈までの琵琶湖疎水の両側に植えられた桜は見事で、秋は紅葉と多くの観光客が訪れます。哲学の道は、日本の道100選にも選ばれています。
哲学の道の見所
哲学の道
哲学の道の脇に流れている京都疏水(そすい)は、明治時代、遷都により衰退の危機にあった京都の一大事業として作られた人工の水路です。南禅寺の水路閣も疏水の水を流すために作られたものです。哲学の道に流れている疏水は 琵琶湖の水を大津で取水して東山のトンネルを経て蹴上(けあげ)に到達します。蹴上から分水して北上する疏水が南禅寺水路閣を経て哲学の道にも流れています。
哲学の道は、疏水の西側に散歩用の石畳が敷かれ、日本の道百選にも選ばれている散歩には最適の道です。
「哲学の道」は、春には桜並木が見事でその桜は、銀閣寺界隈に居宅を構えていた日本画家の橋本関雪が、画家として大成した後、妻の提案で約300本の桜の若木を植樹され桜並木ができました。以後この「哲学の道」の桜は「関雪桜」と呼ばれ親しまれています。
その他
哲学の道の周辺の観光名所
臨済宗の大寺院。水路閣。大きな三門。
紅葉の名所。みかえり阿弥陀。
大豊神社
狛ねずみでしられています。
霊鑑寺
椿が有名です。通常非公開で、椿の咲く頃(4月上旬)と秋(11月中下旬)の特別拝観のみになってます。
安楽寺
さつきで知られています。通常非公開で拝観は、さつきの咲く頃(5月末~6月上旬と秋(11月中下旬)の特別拝観のみになっています。
法然院
本堂北側の三銘椿は方丈に入らないと見れません。境内は自由にはいれますが(6~16時まで)、通常非公開寺院で特別拝観でないと拝観できません(4/1~7、11/1~7のみ)。他、谷崎潤一郎の墓所があります。
世界遺産の寺院です。
案内
所在地:京都市左京区浄土寺石橋町~若王寺町
℡:075-752-0027(京都市観光協会)
まめ情報
近くのお店・・・・
ますたに
京都府京都市左京区北白川久保田町26(お近くの駐車場をご利用ください)
℡:075-781-5762
営業時間:10:00~19:00(日・祝日は18:00まで。売り切れ次第閉店)
定休日:月曜日・第3火曜日
哲学の道(疎水分線)沿いに、銀閣寺を背に西に歩き、東大路通をわたったあたりに、この「ますたに」があります。銀閣寺の観光客の多さがウソのような静かな疏水沿いです。10時キッカリから地元の方でにぎわいます。ますたにのラーメンは見た目は背油でコッテリに見えますが、実は朝からでも頂けるサッパリなのです。
写真は、チャーシューメン大850円です。柔らかめの麺が特徴で、なぜかあっさりのスープがよくからみます。メニューはラーメン・チャーシューメン・白ご飯・お漬物とシンプル。時々食べたくなる、癖になる味です。お持ち帰りのセットがあるのもまたうれしい。