園比屋武御嶽石門の歴史
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は、守礼門(しゅれいもん)と首里城・歓会門(かんかいもん)の中間にある石門で、石門と周辺の森を総称し園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)といいます。斎場御嶽(せーふぁうたき)と同じく、琉球王国・第二尚氏王朝の第3代国王・尚真王(しょうしんおう)時代の御嶽です。国王が首里城を出て各地に巡行する祭に、安全を祈願した場所です。
遺産登録など
ユネスコ世界遺産登録(2000) 琉球王国のグスク及び関連遺産群 (世界文化遺産)
園比屋武御嶽石門の見所
園比屋武御嶽石門(重文)
琉球王府の最高位の神女の聞得大君(きこえおおぎみ)が斎場御嶽(せーふぁうたき)で即位式をおこなう際にもここで祈願したと伝えられています。沖縄戦で破壊されてしまいましたが、復元されました。現在も祈願に訪れる人が後を絶たちません。首里城正殿へ行く途中にあります。御嶽(うたき)とは、村落共同体ごとにある聖域で、古代よりここを中心に農耕儀式、漁労、狩猟儀式などの神に関わる祭や行事が行われてきた場所で信仰の対象となっています。
案内
〒: 903-0815
住所: 沖縄県那覇市首里金城町1-2 首里城 首里城公園管理センター
℡: 098-886-2020