西明寺の歴史
西明寺(さいみょうじ)は、824~834年に空海の高弟、智泉大徳により神護寺(じんごじ)の別院として創建されたと言われています。1290年神護寺から独立し、その後兵火により堂塔が焼亡されました。現在の本堂は1700年桂昌院により寄進された物です。高尾山(たかおさん)・神護寺、栂尾山(とがのおさん)・高山寺、槇尾山(まきのおさん)・西明寺として三尾(さんび)の名刹として知られ、紅葉の名所にもなっています。
宗派・本尊など
宗派: 真言宗 大覚寺派
本尊: 釈迦如来
西明寺の見所
清滝川(きよたきがわ)と指月橋(しげつきょう)
清滝川にかかっている指月橋をわたり階段を上って行くと西明寺につきます。
客殿(きゃくでん)
造営は本堂より古く、当時は食堂と称し僧侶の生活の場として使用されていました。
本堂
1700年、五代将軍徳川綱吉の生母、桂昌院の寄進により再建されたものです。中には鎌倉時代に運慶によって造られた本尊、釈迦如来立像が正面に・千手観世音菩薩・愛染明王が脇侍に配置されています。
西明寺本堂・庭園
秋には紅葉で多くの観光客がここを訪れます。
表門
一間薬医門で、本堂と同じく1700年の造営です。
西明寺境内
清滝川のせせらぎと、春の桜・つつじ・初夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色。四季折々の自然の姿を見ることができます。
その他
三尾(さんび)
高雄山(たかおさん)・神護寺、栂尾山(とがのおさん)・高山寺、槇尾山(まきのおさん)・西明寺を言います。三尾の名刹として知られています。
案内
〒:616-8291
所在地:京都市右京区梅ヶ畑槇尾町1
℡:075-861-1770