小堀遠州の庭・南禅寺方丈・虎の子渡しの庭
南禅寺の方丈には、小堀遠州の江戸時代初期の作庭といわれる枯山水庭園があります。方丈側から左奥に石組が筋塀に添って配置されており、手前と右奥は白砂の空間が広がっています。石組は三匹の子を連れた虎が川を渡る様子を表現しており『虎の子渡しの庭』と呼ばれています。
大日山を借景とされ、作庭当時は背後に建築物がなく山の全容が見えていたようです。
奥の筋塀にそって六つの石が東から西に流れるように小さくなっていきます。
案内
南禅寺
〒:606-8435
所在地:京都市左京区南禅寺福地町
℡:075-771-0365