観自在王院の歴史
平泉の観自在王院(かんじざいおういん)は、藤原二代基衡(もとひら)の死後、その妻によって建立されたといわれています。1189年以後は荒廃し長い間、水田となっていました。昭和40年代以降の調査・発掘に基づき、舞鶴が池が復元整備され平安時代の浄土庭園は、ほぼ完全な形で保存され、今は史跡公園として整備されています。
遺産登録
ユネスコ世界遺産登録(2011)平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
観自在王院跡の見所
観自在王院跡(特別史跡)・旧観自在王院庭園(名勝)
平安時代を代表する庭園で、毛越寺(もうつうじ)の庭園と並んで浄土式庭園です。
大阿弥陀堂の跡地のお堂
観自在王院には、二つの阿弥陀堂(大阿弥陀堂・小阿弥陀堂)があるということが、当時の『吾妻鏡』(あずまかがみ)にしるされ、これにより本尊も阿弥陀如来だったことがわかります。現在の建物は、大阿弥陀堂跡に江戸時代建てられたものです。
案内
〒: 029-4102
住所: 岩手県西磐井郡平泉町平泉字泉屋61-7 平泉観光協会
℡: 0191-46-2110