善峯寺の歴史
善峯寺(よしみねでら)は、恵心僧都(えしんそうず)の高弟、源算が1029年47歳の時、現在の地に小堂を建てたことが始まりです。その後、1034年に後一条天皇から良峯寺の寺号を賜り、鎌倉時代初期には後鳥羽上皇直筆の寺額を賜ったことから善峯寺と改められました。青蓮院から法親王が入山したことから、門跡寺院となりますます繁栄していきます。
しかし、応仁の乱で伽藍が焼失、江戸時代に桂昌院の寄進で再興されました。
宗派・本尊など
別名: 西山門跡
宗派: 天台宗単立
本尊: 十一面千手観音菩薩2体
善峯寺の見所
多宝塔・経堂・桂昌院お手植えの桜
桂昌院が植えられた樹齢300年といわれる枝垂れ桜を手前に、1705年に建てられた経堂、一番奥は、1621年に腎弘法師によって建てられた多宝塔です。
遊龍の松(天然記念物)
樹齢800~1000年ともいわれる五葉松で、幹が横にはうように伸び、龍が遊んでいるように見えることから、このように名ずけられました。枝の長さは約40mもあるそうです。
善峯寺境内
諸堂宇の大半は、江戸時代に桂昌院の援助で整備されたといわれています。
その他
落ちないお守り
阪神大震災の時、崩れ落ちた阪神高速道路の高架の上で、落ちそうなところをぎりぎり落ちなかったバスの運転手さんが、善峯寺のお守りを持たれていたことから、「落ちない」にかけて受験生に人気があるということです。
案内
〒:610-1133
所在地:京都市西京区大原野小塩町1372
℡:075-331-0020