浦富海岸
浦富海岸(うらどめかいがん)は、「山陰の松島」と呼ばれることもあります。それは、約15kmに渡って続くリアス式海岸が、西は海食、風食によってできた奇岩や小島、洞門、断崖絶壁があり、東は穏やかな白砂の海岸と、変化に富んだ美しい景色を見ることができるからでしょう。このような美しい海岸ができたのは、この海岸部分に広く分布する花崗岩が、他の岩石にくらべ硬いことや規則正しい割れ目を持つこと、そして日本海側特有の厳しい冬の気候が深くかかわっています。浦富海岸の花崗岩は、北西から南東にかけて規則正しい割れ目をもち、その方向と冬に日本海側から吹く風の方向が同じなので、岩の割れ目が季節風や波で浸食を受けます。このような偶然がこの美しい地形をつくりだしているのです。
浦富海岸の見所
浦富海岸(名勝・天然記念物)
浦富海岸は、山陰海岸国立公園に属し、特に網代(あじろ)から田後(たずり)に至る海岸は(浦富海岸を含む)、数多くの奇岩・岩礁が散在して素晴らしい景観を見ることができます。
案内
〒: 680-0831
住所: 鳥取県岩美郡岩美町
℡: 0857-39-2111 社団法人 鳥取県観光連盟