宇治上神社の歴史
宇治上神社(うじがみじんじゃ)の創建は、はっきりしませんが応神天皇の離宮がこの地にあり、宇治神社と一対で『宇治離宮明神』と呼ばれ、宇治神社を「離宮下社・若宮」、宇治上神社を「離宮上社・本宮」としていました。平等院が1052年に創建されるとその鎮守社とされ、すぐそばの宇治神社と合わせて『宇治離宮明神』『八幡社』とされました。又、平成16年の年代測定で本殿が1060年頃のものと判定され、現存神社建築のもので最古のものということが裏付けされました。
宗派・主祭神など
宗派: 日本神道
主祭神: 応神天皇・菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)・仁徳天皇
ユネスコ世界遺産登録(1994) 京都17寺社
宇治上神社の見所
本殿(国宝)
日本の神社建築の中でも一番古いものであるという事がわかりました。(1060年頃・平安末期頃)
拝殿(国宝)
鎌倉時代前期の宇治離宮の建築を移築したもので住宅様式を取り入れた寝殿造です。
桐原水
室町時代に宇治茶の『宇治七名園』が作られそのお茶に使う水も『宇治七名水』が決められました。桐原水は、その中で唯一残ったものです。
宇治上神社大鳥居
この鳥居を抜けてまっすぐに宇治上神社の門、それから拝殿、本殿がまっすぐに並んでいます。又、神社の門を入らずこの石畳(さわらびの道)を左に道なりに行けば源氏物語ミュージアムに行きます。
その他
源氏物語宇治十帖
源氏物語の最末尾の橋姫から夢浮橋(ゆめのうきはし)までの十帖は宇治が主要な舞台となっています。
案内
〒:611-0000
所在地:京都府宇治市宇治山田59
℡:0774-21-4634