下鴨神社

下鴨神社の歴史

下鴨神社(しもがもじんじゃ)は正式名称、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。 京都市北区にある上賀茂神社(かみがもじんじゃ)と合わせて「賀茂社」と言われています。上賀茂神社の祭神の賀茂別雷大神(かもわけいかづちおおかみ)の母、玉依媛命(たまよりひめのみこと)を東本殿に、母方の祖父、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を西本殿に祀られています。賀茂建角身命は古代の京都を開かれた神様で、「八咫烏(やたがらす)」の化身とも言われていることから京都の守護神として祀られ御神徳は厄除け、方位除けです。そして玉依媛命により縁結び、安産、育児の神としても信仰されています。紀元前90年に玉垣が造営され、677年に社殿が創建されたと言われています。794年平安遷都後は桓武天皇が行幸され、王城鎮護の神とされ、歴代の天皇の行幸がありました。810年嵯峨天皇が賀茂斎院の制をもうけ皇女の有智子内親王を斎王として約400年、35代の皇女が賀茂社の神事に仕えてこられました。

宗派・主祭神など

別名:    賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
宗派:    日本神道
主祭神:  玉依媛命、賀茂建角身命
ユネスコ世界遺産登録(1994) 京都17寺社

下鴨神社の見所

糺の森(史跡)
糺の森は、京都市の高野川と賀茂川が合流し、鴨川になる手前にある広大な森です。平安時代は、面積495万㎡でしたが、現在は12万4千㎡です。(東京ドーム3個分)

下鴨神社・糺の森
                                                






糺の森と瀬見(せみ)の小川
下鴨神社の主祭神、玉依日売命(たまよりひめのみこと)は瀬見の小川で流れてくる丹塗りの矢を見つけました。それを床の間に飾っていると懐妊しました。それが上賀茂神社の主祭神、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)です。

下鴨神社・糺の森と瀬見(せみ)の小川
                                                






糺の森と泉川
糺の森の中を、瀬見の小川と平行に流れてくるもう一つの小川です。

下鴨神社・糺の森と泉川
                                                






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二の鳥居
楼門前の二つ目の鳥居です。

下鴨神社・二の鳥居
                                                






楼門(重文)
二の鳥居をくぐると立派な楼門がみえます。

下鴨神社・楼門
                                                






舞殿(まいどの)<重文>
賀茂祭の時に勅使が御祭文(ごさいもん)を奏上され、東游(あずまあそび)が奉納されます。

下鴨神社・舞殿
                                                






神服殿(しんぷくでん)<重文>
夏と冬の神服が奉製される御殿です。御所の災害時には、臨時の御座所になる定めがあります。

下鴨神社・神服殿
                                                






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橋殿(重文)
御陰祭の時に神宝を奉安する御殿で、現在では、名月管絃祭、正月神事などの祭事のときに神事芸能が奉納されます。

下鴨神社・橋殿
                                                






本社殿の門
この門をくぐると本殿があります。

下鴨神社・本社殿の門
                                                






本殿「西本殿、東本殿」(国宝)

三間社流造の桧皮葺で国宝に指定されています。




ならの小川
古来からのならの小川の場所を復元されています。

下鴨神社・ならの小川
                                                






御手洗川
井上社前の御手洗池から流れてくる御手洗川。

下鴨神社・御手洗川
                                      






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摂社・末社

井上社<御手洗社>(みたらいしゃ)と御手洗池
下鴨神社の末社で、罪穢れを祓い除く神として知られています。社殿が井戸の上に立っているので井上社といい、社殿の前を御手洗池といいます。また、賀茂祭の前に、斎王代が、禊をする場所です。御手洗池より下流は御手洗川と言われています。

下鴨神社・井上社と御手洗池
                                      






その他

さざれ石
君が代で歌われているさざれ石です。
小さい石が時間をかけてかたまったのがわかります。

下鴨神社・さざれ石
                                      






賀茂祭(葵祭)
賀茂祭(葵祭)は賀茂社(下鴨神社と上賀茂神社)の例祭です。毎年、5月15日に行われ(雨天順延)ます。

下鴨神社・賀茂祭(葵祭)
                                       写真は路頭の儀<斎王代>






案内

〒:606-0807
所在地:京都市左京区下鴨泉川町59
℡:075-781-0010

まめ情報

みたらし団子
御手洗池(みたらしいけ)の下から湧き出てくる泡を模して作ったのが「みたらし団子」の起源とされます。


近くのお店・・・・
加茂みたらし茶屋
京都市左京区下鴨宮崎町17 (お近くの駐車場をご利用ください)
℡:075-781-1460
営業時間 9:30~20:00
定休日 水曜日

加茂みたらし茶屋

加茂みたらし茶屋・みたらし団子 加茂みたらし茶屋・磯巻

みたらし団子(写真左)3本 400円・磯巻(写真右)4ヶ 550円
あっさりした優しい甘さのみたらし団子やしっかりした御餅に醤油が香ばしい、山椒を付けて頂く磯巻(いそべまき)など店内で頂くことができます。勿論お持ち帰りもできます。お持ち帰り用のみたらし団子は5本525円です。(2012年、2月現在)



花折(はなおれ)
京都府京都市左京区下鴨宮崎町121 (お近くの駐車場をご利用ください。下鴨神社の駐車場の駐車券をお持ちいただくと1時間分、2000円(税込)以上のお食事・お買い上げのお客様に駐車券がいただけます。)
℡:075-712-5245
営業時間 9:00~18:00
定休日 1月1日

花折

花折・鯖寿し膳

写真は鯖寿し膳1785円です。鯖寿しは、分厚い鯖の身をしっかりと酢でしめてあります。季節によって変わる小鉢とお吸い物。詰まった酢飯で満腹を感じます。

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地域別日本遺産









下鴨神社・糺の森
                                                  糺の森






下鴨神社
                                      




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