倉敷美観地区の歴史
倉敷は江戸時代、幕府の直轄地、「天領」でした。米や綿花など物資の集散地として、商人たちが白壁の土塀や蔵を造り栄えてきました。倉敷川沿いの柳並木・白い土蔵の「なまこ壁」・格子窓の町屋。倉敷川畔は美観地区と呼ばれ「重要伝統的建造物群保存地区」として選定され、大切に保護されています。今では、町屋はギャラリーやカフェなどに修復、再生され多くの観光客が訪れます。日が暮れると美観地区では、世界的な照明デザイナー、石井幹子さんのプロデュースにより、倉敷市と周辺住民の協力で、優しい光に照らされた昼とは違った風景を見ることができます。
倉敷美観地区の見所
倉敷美観地区町並み
倉敷美観地区の町並みは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、日本の趣のある町並みとして、又、観光地としてもいつも賑わっています。
大原美術館
昭和5年、倉敷の実業家大原孫三郎(おおはら まごさぶろう)によって設立されたもので、西洋美術、近代美術を展示する日本最初の美術館です。ギリシャ様式の建物でエル・グレコ『受胎告知』、モネ『睡蓮』、ルノワール『泉による女』など、他、有名画家の作品が多数収蔵されています。
その他
倉敷アイビースクエア
米や綿花などの物資の集散地として栄えた倉敷。明治に入って紡績業が再興され、明治21年に倉敷紡績所(現在のクラボウ)が設立されました。第二次世界大戦後、倉敷紡績所の休止工場が、倉敷美観地区の選定によって、外部の美しい蔦(アイビー)を生かし、内部を改装。昭和49年に「倉敷アイビースクエア」として生まれ変わりました。文化施設を備えたホテルとして多くの観光客に親しまれています。
案内
〒: 710-8565
住所: 岡山県倉敷市西中新田640番地 倉敷市文化産業局文化観光部観光課
℡: 086-426-3411