春日山原始林の歴史
春日山原始林(かすがやまげんしりん)は、古来より春日大社(かすがたいしゃ)の後方(東側)で、春日大社の山として神域とされ仁明天皇の842年以来1200年もの間、樹木の伐採を禁じられてきました。それによって、うっそうとした原始林が生い茂り自然の宝庫で、現在では、ハイキングコースとしても楽しむことができます。ハイキングコースには柳生に通じる昔の古道(滝坂の道)も残されており、その周辺では石仏も見つけることができ東海自然歩道になっています。又、春日山原始林は国の特別天然記念物に指定されていて、1998年には世界遺産にも登録されました。
遺産登録など
ユネスコ世界遺産登録(1998) 古都奈良の文化財
春日山原始林の見所
奈良公園から見る春日山(特別天然記念物)
若草山頂上から見る春日山
原始林の中
神聖な原始林の中は厳粛な雰囲気ですが、普通にハイキングコースもあり、車で走行する道もあります。(途中から舗装されてません)又、杉の大木もところどころ見ることができます。
鶯の滝
滝の音が鴬の鳴く声に似ている事からそうつけられたそうです。
石窟仏(史跡)
石を切った後に描かれていますが、色がまだ残っています。
案内
春日山の場所: 春日山は春日大社背後(東側)の御蓋山(みかさやま)<283m>、
さらに東の花山<497m>、芳山も含め総称して春日山といいます。