城南宮の歴史
城南宮(じょうなんぐう)の創建は定かではありませんが、平安遷都の際に国土の安泰と都の守護を願って都の南に祀られた宮であることから城南宮と呼ばれています。また、都の裏鬼門を守るという意味で方除けの神社として知られています。平安時代よりこの地は交通の要衝で、鴨川と桂川を望む景勝地として貴族らの別荘もあり、平安末期には白河上皇が城南離宮、鳥羽離宮を造営し院政をはじめました。そして、鳥羽、後白河、後鳥羽上皇と四代にわたって150年間、政治・文化の中心でもありました。後に、応仁の乱で荒廃しましたが、江戸時代に復興されることになったのです。現在では当時の面影がしのばれるような広大な庭園を楽しめ、又、平安貴族の曲水の宴が年、二回行われています。
宗派・主祭神など
宗派: 日本神道
主祭神: 国常立尊(くにのことたちのみこと)
八千矛神(やちほこのかみ)
神功皇后(じんぐうこうごう)
城南宮の見所
≪神苑源氏物語花の庭・楽水苑≫
春の山
城南宮の庭園はそれぞれ中根金作の作庭で楽水苑の春の山では3月上旬頃満開のしだれ梅を目と鼻で楽しむことができます。
≪神苑源氏物語花の庭・楽水苑≫
室町の庭
茶室「楽水軒」では、抹茶を頂きながら、外の景色を楽しむことができます。
≪神苑源氏物語花の庭・楽水苑≫
城南離宮の庭
枯山水庭園です。
その他
方除
城南宮は方除で知られています。絵馬もちょっと変わった形をしていますね。
案内
〒:612-8459
所在地:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
℡:075-623-0846
まめ情報
近くのお店・・・・
おせきもち
京都府伏見区中島御所ノ内町16番地 (20台分の駐車場あります)
℡:075-611-3078
営業時間:8:30~18:00
定休日:毎週月、火曜日
城南宮の門前、国道1号線を挟んだ向こう側にお店があります。江戸時代にお茶とお餅で旅の疲れをいやす心優しい御茶屋の娘、「せき女」の名からついたといわれています。その娘の名前がそのままお店の名前になりました。100%自然食品で日持ちしないので要注意。その日のうちに美味しく頂いてください。おせき餅(写真右)は、4個420円で歯切れのいいしっかりしたお餅。あっさりしたあんがかぶせられています。(2011年 3月現在)