寂光院

寂光院の歴史

寂光院(じゃっこういん)は594年に聖徳太子が父親、用明天皇の菩提を弔うために建てられたとされている天台宗の尼寺です。初代住持は聖徳太子の御乳人であった、玉照媛(たまてるひめ)で代々高貴な家門の姫君が住持となり法燈を守り続けてこられました。建礼門院徳子(平清盛の息女、高倉天皇中宮、安徳天皇母)は1185年に入寺し源平の合戦で敗れ長門国、壇ノ浦で滅亡した平家一門と我が子、安徳天皇の菩提を弔いながらこの地で終生を過ごされました。平成12年5月放火によって由緒ある本堂が焼失され、本尊地蔵菩薩も大きく焼失しましたが、様々な人の協力にて平成17年6月に復元することができました。

宗派・本尊など

別名:  御閑居御所(ごかんきょごしょ)・高倉大原宮(たかくらおおはらぐう)
宗派:  天台宗
本尊:  地蔵菩薩

寂光院の見所

本堂

平成12年5月の放火で焼失し現在は平成17年6月再建のものです。

寂光院・本堂
                                        






寂光院・本堂と書院
                                         左、本堂・右、書院






汀の池と千年姫小松

寂光院の姫小松は、樹高15メートル余りで樹齢数百年になる木でしたが、、平成12年の本堂火災の為、池のみぎわの桜と姫小松もともに被災してしまい、「姫小松」は倒木の危険があるため伐採する事になり、現在はご神木としてお祀りしています。

寂光院・境内
                左、汀の桜・中央、汀の池・中央奥、千年姫小松・右、本堂






ページトップへ


孤雲(茶室)

京都御所で行われた昭和天皇の即位の御大典の際に用いられた部材が寂光院に下賜され、それをもとに茶室を造ったものです。

寂光院・孤雲(茶室)
                                                  入口






 

寂光院・孤雲(茶室)
                                                奥、茶室






四方正面の池

池の四方は回遊出来るように小径がついており、本堂の東側や書院の北側など、四方のどこから見ても正面となるように、周りに植栽が施されています。

寂光院・境内
                                                奥、茶室






案内

〒:601-1248
所在地:京都市左京区大原草生町676
℡:075-744-3341


ページトップへ


地域別日本遺産









寂光院
                                                




ページトップへ


京都遺産(目次)


日本の遺産-日本で出会う遺産トップページへ