一乗谷朝倉氏遺跡

一乗谷朝倉氏遺跡の歴史

朝倉氏の祖先は、兵庫県・養父郡(やぶぐん)の豪族で、1467年の応仁の乱での活躍を機に、ここ一乗谷に本拠を移し、5代に渡り103年間越前を支配してきました。しかし1573年、織田信長に火を放たれ、、朝倉氏の時代が終わります。埋もれていた朝倉氏の城下町跡の調査が、昭和42年から始まり、昭和46年に一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだにあさくらしいせき)<一乗谷城を含む>として国の特別史跡に指定されました。そして平成3年には4つの庭園を加えて特別名勝に指定されます。

一乗谷朝倉氏遺跡の見所

一乗谷朝倉氏遺跡(特別史跡)

唐門

豊臣秀吉が5代当主朝倉義景の善提を弔うために寄進したものと伝えられています。現在の門は江戸時代中期頃に再建されたものです。

一乗谷朝倉氏遺跡・唐門
                                    






一乗谷朝倉氏庭園(特別名勝)(特別史跡)

義景館跡庭園(よしかげやかたあとていえん)

朝倉義景館跡内の南にある小さな庭園です。庭池は、山側に位置し、滝石組が池の中央に置かれています。

一乗谷朝倉氏庭園・義景館跡庭園
                                    






 南陽寺跡庭園(なんようじあとていえん)

一乗谷朝倉氏遺跡内にある南陽寺跡は3代当主朝倉貞景が娘のために再興した尼寺の跡です。庭の高台にあり、石組と池泉跡が残っています。5代当主朝倉義景はここに将軍足利義昭を招きを宴、歌会をおこなったとか。

一乗谷朝倉氏庭園・南陽寺跡庭園
                                    






湯殿跡庭園(ゆどのあとていえん)

朝倉館跡を見下ろす高台にあります。朝倉氏遺跡庭園の中で最古のものといわれています。巨石を用いて石組が組まれ、池尻付近には石橋が架けられていた跡があります。

一乗谷朝倉氏庭園・湯殿跡庭園
                                    






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諏訪館跡庭園(すわやかたあとていえん)

諏訪館は5代当主朝倉義景の妻、「小少将(こしょうしょう)」の館跡で、庭園の中でも最も規模が大きいものです。巨岩や巨石を配した豪壮な庭園になっています。

一乗谷朝倉氏庭園・諏訪館跡庭園
                                    






一乗谷朝倉氏庭園・諏訪館跡庭園
                 自然の水をひいて、石組みの中から出しています






一乗谷朝倉氏庭園・諏訪館跡庭園
                       その水が下の庭園の池へ流れていきます






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案内

〒:  910-2153
住所: 福井県福井市城戸ノ内町28-37
℡:  0776-41-2330  社団法人 朝倉氏遺跡保存協会



地域別日本遺産









一乗谷朝倉氏遺跡
                                    






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