長楽寺

長楽寺の歴史

長楽寺(ちょうらくじ)は、805年桓武天皇の勅命によって最澄が開基しました。 当初は比叡山延暦寺の天台宗別院として建てられましたが、室町時代に入り、国阿上人に譲られ時宗に改められました。 壇ノ浦の戦いの後、建礼門院徳子はこのお寺で剃髪をし、大原の寂光院へ向かったといわれています。 当時はとても大規模な寺院で円山公園のほぼ全域と大谷祖廟の現境内地も含まれるほど広かったのです。しかし、大谷廟建設の時に境内の大半を円山公園にさかれ現在の規模になりました。



宗派・本尊など

宗派:  時宗
本尊:  准胝観音

長楽寺の見所

木造時宗祖師像 7躯 (重文)
明治39年に時宗の総本山格で七条道場と称された金光寺が、この長楽寺に合併され、重要文化財の木造時宗祖師像7躯(慶派仏師の作)は、その金光寺から移されたものです。




相阿弥の庭
足利8代将軍義政は銀閣寺の庭園を作る前に、この長楽寺で試作的に相阿弥に庭園をつくらせました。

長楽寺・相阿弥の庭
                                           






長楽寺・相阿弥の庭
                                           






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本堂
明治時代、西賀茂の正伝寺の法堂を譲り受けたものです。(もともとは伏見桃山城御成門中にあったものを正伝寺に移築していました。)

長楽寺・本堂
                                           






案内

〒:605-0071
所在地:京都市東山区円山町626
℡:075-561-0589

地域別日本遺産









長楽寺から見える風景
                                           




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