尼崎・寺町の歴史
尼崎市寺町(てらまち)は、1617年、現在の大津から尼崎藩の当主として迎い入れられた、戸田氏鉄(とだ うじかね)が、幕府の命令で、尼崎城を京都・大阪を守る砦の意を兼ねて建てられました。その時尼崎築城の城域にあった寺院を集め、現在の位置に移築されました。
寺町に寺院を移築した理由は、京都・大阪そして尼崎城を守るために、つまりは軍事目的だったそうです。
寺町と称される地域は沢山ありますが、ここ尼崎の寺町ほど寺院が密集して軒を並べている造りは、ここ尼崎が珍しいといわれています。
尼崎には10個の重要文化財がありますが、そのうち8個が寺町界隈にあります。
尼崎・寺町の見所
本興寺(ほんこうじ)本堂
尼崎・寺町地域(開明町に所在)にある法華宗本門流の総本山です。 1420年に日隆上人によって開基されました。日隆上人は京都の本能寺(織田信長が明智光秀に討たれたとされる本能寺)と本興寺を同じ時期に造られ、京都の本能寺を布教の寺、尼崎の本興寺を教学の寺とされました。
長遠寺(ぢょうおんじ)
1350年、永存院日恩(えいそんいんにちおん)上人により開かれたと伝えられています。かつて長遠寺の本堂は、国宝でしたが、金閣寺の火災で金閣寺が重要文化財となってしまったことで、火災にあったことのある長遠寺の本堂も重要文化財になってしまいました。
案内
住所: 兵庫県尼崎市開明町~寺町
℡: 06-6489-6385
まめ情報
近くのお店・・・・
大貫本店(だいかんほんてん)
尼崎市神田中通3-29
(近くに提携している駐車場があり、30分無料になります。場所は大貫本店まで)
℡:06-6411-9583
営業時間 11:30~21:00
定休日 水曜日
尼崎には大きな商店街があります。その一角にある『大貫本店』。創業以来約100年、継ぎ足し続け旨みを凝縮し熟成させた門外不出の醤油だれだそうです。中華そば(写真左 800円)は、ぷりぷりした卵麺に醤油だれが絡まります。シンプルな中華そばですが癖になる味です。焼飯(写真右 ミニサイズ500円)は、中華そばのサイドメニューにぴったり。是非このセットで召し上がっていただきたい。他、ちゃんぽんや焼きそばもお勧めです。お持ち帰りもあります。(2012年、2月現在)